2024年11月04日
こんにちは、わたなべ塾の鈴木千温です。
今春の県立高校入試(今の高校1年生が受験した入試)の“さっくり分析”を、3回に分けて更新していきます!
当ブログのさっくり分析は
①問題構成
②問題内容
③傾向と対策
の3点に分けて分析していきます。
第1回は英語&数学です!
🔳英語
①問題構成
大問1:リスニング(13問・30点)
大問2:適語補充(6問・12点)
★新傾向★
選択肢から単語を選んで対話文を完成させる
大問3:短文読解(2問・8点)
大問4:対話文読解(6問・13点)
大問5:長文読解(9問・25点)
大問6:並び替え(4問・12点)
②問題内容
問題構成と総問題数は昨年と同じでした。
全体的に語数が増加し、英語を早く・正確に読む力が求められる問題でした。
昨年との違いとして、大問2は大きく傾向が変わりました。
これまでは単語の語形変化と穴うめでしたが、今回は選択肢から単語を選んで会話文を完成させる問題になりました。
出題形式は変わりましたが、文章の内容を正しく把握することと、文法を正しく理解して単語を補う力が求められている点はこれまでと変わりません。
③傾向と対策
大問1のリスニングが全体の3割を占めているので、普段から英語を聞くことに慣れる必要があります。
新傾向となった大問2では不規則変化する語も多く出題されました。
単語・文法・熟語は覚えるだけではなく、正しく使えるようになることが必要です。
長文読解は400~500語程度の文章で読み取る練習をして、時間配分の感覚を身につける練習も必要です。
今回は記号選択の問題や、文の一部を英単語で補う問題が多く出題されました。
語数が多い英作文は近年出題されなくなりましたが、普段から英単語を正しく書く練習は必須です。
🔳数学
①問題構成
大問1:基本計算(5問・20点)
大問2:角度・データの活用・不等式・関数とグラフ(4問・20点)
大問3:図形と証明(6問・15点)
大問4:確率(3問・15点)
大問5:1次関数とグラフ(3問・15点)
大問6:空間図形(3問・15点)
②問題内容
問題構成は昨年と変わりませんでしたが、記号選択の問題が増加しました。
各学年の基本的な知識を問われる問題が多く、全体的に基礎・基本レベルの問題が多く出題されました。
図形の証明問題は記号選択と空欄補充の形式で、難易度は下がりました。
相似や三平方の定理など、3年生の後半で習う難易度が高い問題の出題はほとんどありませんでした。
③傾向と対策
各学年で学習した基本的な計算や知識をしっかりと定着させることで、高得点を狙うことができます。
図形やグラフの読み取りについては、図形をイメージすること・表現することを練習しておく必要があります。
配点が高い問題は、解くまでに時間がかかる問題もあります。
類題をたくさん解いて、解き方と時間配分をしっかり身につけておく必要があります。
今回は以上です!
第2回は国語のさっくり分析です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。