2022年03月10日
こんにちは。
わたなべ塾の鈴木千温です。
突然ですが、英語は得意ですか?
私は英語の指導を担当していますが、中学生の頃は英語が少し苦手な生徒でした。
単語の暗記が苦手で、本当に苦労しました。
そんな私から、中1の英語の学習がどれだけ大切なのか声を大にしてお伝えします!
ところで、英語が「世界共通語」と言われていることは、多くの人が知っていますよね。
これはかつての欧米列強の帝国主義や植民地支配の歴史が背景にあります。
(気になる人は社会の先生に聞いてみてくださいね。)
つまり、英語が使えないと生活ができない!という時代があったのです。
近年、日本の学校での英語教育は大きく変化しています。
①2020年3月~小学校
②2021年4月~中学校
③2022年4月~高校
の順番で、新指導要領での英語の授業が始まっています。
教科書も新しい内容のものに変わりました。
特に2021年からは、学習内容に大きな変化がありました。
2020年までは中学校で学習する単語数は約1200語でしたが、
2021年からは小学校で700語+中学校で1800語=合計約2500語にまで増えています。
また、これまで高校で学習していた単元が中学校の授業内容に組み込まれています。
(感嘆文、原型不定詞、仮定法、現在完了進行形など。)
小学校では、コミュニケーション力を養う内容が中心です。
挨拶を覚えたり、英語でゲームをしたり、歌を歌ったりした人もいると思います。
中学校では、英語を「言語・文法」としてとらえて学習をします。
多くの単語や文法を覚えて、それを使えるようにしなければなりません。
SDGSの内容が積極的に組み込まれ、4技能習得から5領域習得へとレベルアップしました。
(5領域:やり取り・発表・聞く・読む・書く)
ここまで長くなりましたが、つまり何を伝えたいのかというと、
今の中学校の英語の授業は確実に難しくなっているということです!!
入試はもちろんのこと、学校の定期テストのレベルでも、一夜漬けはもう通用しない科目なのです。
英語は「積み上げの科目」と言われます。
学習をする中で、どこかひとつでもつまずくと、それ以降ずっと分からなくなってしまいます。
英語は中学1年生の内容が全ての土台となり、その上に中学2年生、3年生、高校生…と積み上げていきます。
土台がしっかりしていないと、柱や屋根を取り付けることはできませんよね。
しかし、中学1年生の後半で英語につまずく中学生が多くいることも事実です。
より複雑な文法の理解や英文の読解力が求められるようになり、自身の単語力と文法力が足りないまま、気づいた頃にはどんどん英語が分からなくなっていきます。
塾で学習相談を受けていると、「最近英語の点数が取れなくなってしまったので…」と相談に来る方が本当に多くいらっしゃいます。
しかし、つまずいてからどうにかしようとするのではもう遅いのです!!
「もうつまずいてしまったけど、どうすればいいの?」という人は、少しだけ安心してください。
まずは、前の学習内容に戻って、自分がつまずいてしまった箇所を見つけなければいけません。
復習はとても時間がかかりますが、つまずき克服のためには避けられません。
早く始めれば始めるほど、苦手克服への近道になります!!
自分で自宅でもできることは、学校の教科書やワークを見直すこと、過去の定期テストを解き直すことです。
これらをするだけでも、かなり効果があると思います。
そして塾や予備校に通っている人は、担当の先生に効率の良い復習の方法を聞いてみてください。
たくさんのアドバイスをもらえると思います♪
今回は、英語学習の大切さについてお伝えしました。
他教科も紹介しようと思うので、こうご期待ください!
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。