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【入試】知って得する入試の合否決定方法

2022年06月24日

こんにちは!

わたなべ塾の鈴木千温です。

 

先日、茨城県立高校入試の合否決定の方法について生徒から質問がありました。

8:2という数字がポイントになるのですが、これが何についての数字なのかがよく分かっていませんでした。

今日は知っていれば得!な合否決定の仕組みについて解説します。

※あくまでも県立高校の一般入試(共通選抜)の場合ですので、ご注意ください。

 

入学者選抜は

①調査書 ②学力検査

の2つをもとにして行われます。

 

①調査書

中学校3年間の学校生活の記録です。

通知表のようなものです。

各教科の評価、活動の記録、欠席日数などが評価されます。

 

②学力検査

英語・数学・国語・理科・社会のテストです。

英語はリスニングのテストも含みます。

1教科50分、1教科100点満点×5教科=500点満点です。

 

ここからが気になる合否決定の方法についてです!

 

1.受検者全員の①調査書の評定の合計②学力検査の得点を、それぞれ高い順に並べます。

2.募集定員に対して、①調査書は上位100%、②学力検査は上位80%で区切ります。

3.区切ったうちの上位グループをA群とします。

  原則全員を合格とします。

4.区切ったうちの下位グループをB群とします。

  調査書重視または学力検査重視重視した選抜で、残りの合格者を選抜します。

  どちらを重視するかは高校ごとに決定します。

 

B群の選抜のうち、進学校といわれる高校のほとんどは、

学力検査:調査書=8:2

の割合で設定します。

 

例:定員100名の高校

A群→①調査書で100位以内+②学力検査で80位以内の人

   ⇒70名いたとする⇒全員合格!

B群→残りの定員(100-70=30名)について8:2で合否決定をする。

   ①調査書重視で6名

   ②学力検査重視で24名 を合格にする。

 

茨城県立高校入試では、学力検査の方が重視されることが分かります。

当日の試験でしっかりと得点してA群に入れば問題ありません。

万が一失敗してしまっても、できるだけ良い点数を狙って、B群で上位に入ることが必要です。

「通知表の評定が良いから何とかなるかも…?」と期待を抱く生徒が毎年いるのですが、もしかすると危険かもしれません。

そもそも進学校を受験する生徒は、調査書ではあまり差がつきません。

結局は、学力勝負というのが現状です。

 

少し難しい話ですが、知らないよりは知っている方が良いですよね。

気づけばもう夏になりました。

学力検査の対策は今日からスタートさせてください!

 

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

 

 

 

 

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