2022年06月10日
こんにちは!
わたなべ塾の鈴木千温です。
最近は中学1年生や2年生の数学の授業も担当しています。
ちょうど文字式や方程式の単元を勉強しているので、整数、自然数などの言葉もたくさん出てきます。
(ちなみに整数や自然数、素数など簡単そうで意外と忘れがちな言葉は、普段から意識してしっかり理解してくださいね!)
文字式で整数のことをnやmといったアルファベットで表すことが多いのですが、その理由をご存じですか?
nはnatural numberの頭文字をとっていることは、知っている人も多いと思います。
直訳すると自然数ですが、使いやすさから整数にも使っているようです。
それでは、次によく出てくるmとは何なのでしょうか?
これは特に何かの頭文字というわけではなく、nの近くにあるアルファベットだから使われているという考え方が一般的のようです。
nのつぎはo(オー)ですが、数字の0(ゼロ)と間違えやすいので、mを使うことにしたそうです。
ちなみに数学でよく使うaやb、xやyにも意味があります!
哲学者のデカルトという人が影響しています。
デカルトさんは
定数(=分かっているもの)
→a,b,c…(アルファベット順で前の方のもの)
未知数(=分からないもの)
→…x,y,z(アルファベット順で後ろの方のもの)
としたそうです。
一次関数のy=ax+bの式で考えるとイメージしやすいかもしれませんね。
今日は数学の小話でした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。