2022年04月28日
こんにちは!
わたなべ塾の鈴木千温です。
小学生や中学生を指導していると、「どうして勉強しないといけないの?」という質問には何回も出会います。
そんな疑問を持っているみなさんにぜひ紹介したいのが勉強の3ナイです!
勉強の3ナイとは、
・つまらナイ
・分からナイ
・役に立たナイ
の3つをまとめて呼びます。
この3ナイは負のループなので、一度はまるとなかなか抜け出せません。
①つまらナイ
これは自分には必要ないと思った時、興味の対象から外れた時、勉強がつまらないと感じるようになります。
「日本人だから英語はいらない!」「将来はプログラマーになるから文系教科の勉強はいらない!」などが極端な例です。
(興味を持たせるのも先生の仕事!という意見については、またいつか別の機会に考えてみようと思います。)
②分からナイ
これは繰り返しお伝えしていることですが、どこか1つでもつまずき、そのまま放置すると、勉強は一気に分からなくなります。
中学校は特に、ひとつひとつ習ったことを積み上げていくからです。
土台が無いと、柱や屋根をたてることはできませんよね。
③役に立たナイ
これは、目の前の勉強から逃げることを正当化するための理由です。
学んで役に立たないことなどありません。
逃げた結果、つまらない→わからない→役に立たない…を永遠に繰り返すことになります。
学校=学ぶだけの場ととらえてしまうと、3ナイの負のループにはまってしまうかもしれません。
現在の日本は、まだまだ学歴社会です。
多くの生徒が大学に進学するようになってきています。
また、生きていくうえで最低限の知識と教養は必要です。
そのために日本国民には教育を受けさせる義務がありますよね。
(日本国民の義務は、社会の公民で勉強します!)
学校=学ぶ力を身につける場所ととらえてみるのはどうでしょうか?
「なぜこれを学ぶのか」を考え、それが生きる力になります。
私が考える生きる力が必要な理由は3つあります。
①生きていくための知識や教養を身につけるため
②AIに代替されない思考力を身につけるため
③将来の選択肢を多く持つため
特に③は重要なことだと思っています。
知識・思考・教養・学歴によって、将来の選択肢の数は大きく変わります。
カードゲームをするとき、手札が多い方がゲームに勝つ方法を何通りか考えることができますよね。
しかし手札が少ない場合は、一か八かで突き進むか、そのまま諦めて負けるかのどちらかです。
冒頭の「どうして勉強しないといけないの?」という質問に私が答えるとしたら、「手札(=選択肢)を少しでも多く持つため」と答えます。
生徒のみなさんが、将来の選択肢を少しでも多く持てるように、日々指導を頑張っています!
今日は少し長くなりました。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。